大谷卓生

人気バレーボール選手だった夫と死別、忘れ形見の息子・修也とふたり暮らしになってしまった美那。やがて亡き父と同じ道に進んだ修也も代表選手候補になるまでに成長、世間から注目を集めている。そんなある日、スポーツライターの杉浦に修也の特集記事を書きたいとオファーされた美那は…。

ある日、美波が大学から帰宅すると来客が…。父と神妙な面持ちで話し込んでいたのは、かつて父の部下だった杉浦。数年前に独立し起業したものの失敗、多額の負債を抱え父を頼って訪ねて来たのだった。結局、父の援助を得られずに帰っていった杉浦だったが、今度は父のいない時間を狙って訪ねて来て…。

娘のいじめを機に都会を離れ、新天地での生活をスタートさせたシングルマザーの寧々。ある日の事、町内会のメンバーが地域行事の説明で来訪。メンバーの杉浦は美しい寧々の事を一目で気に入り、後日単独で訪問するのだった…。

離婚後、教員を定年退職した父がひとり暮らす実家に戻った美和。ある日、父を訪ねてやって来た元教え子の杉浦は自身の事をまったく覚えていない父に落胆し、帰っていった。数日後、再びやって来た杉浦は、肉欲に飢え、憎しみに満ちていた…。

「もしかして三好紗季？」 シティホテルのフロントで働く紗季に声をかけて来たのは紗季の中学校時代のクラスメイト・杉浦だった。 紗季は偽名で宿泊していた杉浦に理由を問いただすがはぐらかされてしまう。 …その時、紗季はまだ杉浦が逃走中の強盗強●犯だとは知る由もなかった…。

夫を亡くし、愛娘の里奈と暮らす真美。 ある日の昼下がり、真美が留守にした隙に空き巣に入られてしまう。 荒らされた部屋を前に呆然と立ちすくむ真美の背後に、まだ潜んでいた犯人が！ 抵抗するも押し倒された真美はそのままレ●プされてしまい…。 一方、母がそんな目に遭っているとはつゆ知らず、帰宅した娘の里奈までも捕まって…。